先日、関係副詞の限定用法 [制限用法] と継続用法 [非制限用法] の違い!について書きましたが、改めて読んでみると、少しわかりにくいかもしれませんね。そこで、関係詞の制限用法 [限定用法] と非制限用法 [継続用法] の違いとして、今回はなるべく、わかりやすく書きたいと思います。
関係詞の前にコンマがない用法を限定用法または制限用法、関係詞の前にコンマがある用法を継続用法または非制限用法と言います。ただし、文脈から明らかな場合はコンマが省略される場合があるので注意が必要です。
Mike has a son who is a doctor. (マイクには医者の息子が一人います。) 制限用法 [限定用法]
Mike has a son, who is a doctor. (マイクには息子が一人いて、彼は医者です。) 非制限用法 [継続用法]
非制限用法 [継続用法] は、下記のように表すこともできます。
Mike has a son, and he is a doctor.
非制限用法 [継続用法] に用いられる関係代名詞はwho(whose,whom)とwhichでthatは使えません。また、非制限用法 [継続用法] に用いられる関係副詞はwhenとwhereのみで、howとwhyは使えません。
制限用法 [限定用法] は、医者の息子は一人だけど、医者ではない息子がいることを暗示しています。一方、非制限用法 [継続用法] は息子は一人しかおらず、その息子は医者ですと補足説明しています。
したがって、この世に一つしか存在しない固有名詞などは、下記のように、非制限用法 [継続用法] しか使えません。制限用法 [限定用法] を使ってしまうと、日本の首都ではない東京が存在することになってしまうので、明らかにおかしいです。
I visited Tokyo, which is the capital of Japan.