「ごまをする」、「ごますり」って英語でどう表現するかわかりますか?
NHKのEテレで放送している「世界へ発信!SNS英語術」で出てきて、ちょっと気になったので、「ゴマをする」、「ゴマすり」を英語でどう表すのか、いろいろと調べてみました。忘れないようにまとめておきます。
まず、 apple-polish 「ごまをする」、apple-polishing 「ごますり」、 apple-polisher 「ごますりをする人」のようになります。お金のない学生が、授業料の代わりに、リンゴを磨いて渡していた風習からできた言葉のようです。次のように使えそうですね。
They are apple-polishers. (彼らはごまをする人たちだ。)
「ごまをする」、「ごますり」には他にもいろいろな言い方があり、簡単なものでは「お世辞を言う」の意味の flatter で表すこともできそうです。
He flatters his boss all the time. (彼はいつも上司にごまをすっています。)
しかし、flatter はネガティブな意味だけではなく、褒められて嬉しいときに、 I'm flattered. や You flatter me. を使うことも多いです 。
また、「上司にごまをする」は英語で、[ brown-nose (to) /suck up to / butter up (to) / toady to ] the boss などで表すことができると思います。しかし、brown-nose は「人の尻にキスしてでも、こびへつらうという意味。尻にキスをすると、鼻にウ〇チがついて茶色くなるというイメージ。」なので、意味は覚えておいても良いですが、あまり使わないほうが良いかもしれません。
「ごますり」、「ごまをする人」の意味では他にも下記のように表すことができると思います。
He is a [ flatterer / sycophant / toady / brown-noser ]. (彼はごますりだ。)
They are [ flatteres / sycophants / toadys / brown-nosers ]. (彼らはごますりだ。)
ちなみに、ゴマは英語で sesami (seeds) 、「ゴマをする」は英語に直訳すると grind sesame (seeds) や crush sesame (seeds) のようになると思います。