第210回公開テスト(2016年5月29日実施)より
TOEIC®テストの出題形式が一部変更されたようです。
※TOEICテストの団体特別受験制度(IP:Institutional Program)は2017年4月導入を予定されています。約10年ぶりの改訂です。
以下、TOEIC公式サイトより抜粋。
日常場面やビジネス場面での英語によるコミュニケーション方法は、時代と共に変化しています。
その変化に対応するため、TOEIC テストの一部を変更し、よりオーセンティック(実際的)な出題形式を採用しました。
■新形式問題導入に伴う問題構成の変更点
- パート1 Photographs 写真描写問題 10問 → 6問 に削減
- パート2 Question-Response 応答問題 30問 → 25問 に削減
- パート3 Conversations 会話問題 30問(3×10) → Conversation(with and without a visual image) 会話問題 39問(3×13) に増加
- パート4 Talks 説明文問題 → Talks(with and without a visual image) 説明文問題
- パート5 Incomplete Sentences 短文穴埋め問題 40問 → 30問 に削減
- パート6 Text Completion 長文穴埋め問題 12問(3×4) → 16問(4×4)
- パート7 Single passages 1つの文書 28問 → 29問
- パート7 Double passages 2つの文書 20問 → Multiple passages 複数の文書 25問
<リスニングセクションの変更点>
- 写真描写問題(Part 1)と応答問題(Part 2)の設問数が減ります。
- 会話問題(Part 3)の設問数が増えます。
- 会話問題の中に、発言が短くやり取りの多いものが加わります。
- 3名で会話する設問があります。
- Elisions(省略形: going toが gonnaなど)、 Fragments(文の一部分: Yes, in a minute; Down the hall; Could you?など)を含む会話が流れます。
- 会話やトークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問が加わります。
- 会話やトークの中で話し手が暗示している意図を問う設問が加わります。
<リーディングセクションの変更点>
- 短文穴埋め問題(Part 5)の設問数が減ります。
- 長文穴埋め問題(Part 6)の一つの文章に含まれる設問は3問から4問に増えます。
- 文書の全体的な構成を理解しているか問う設問が加わります。具体的には、 (1)長文穴埋め問題で、文書内の空欄に最も適切な一文を選ぶ問題
(2)読解問題(Part 7)で、文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ問題
- テキストメッセージやインスタントメッセージ(チャット)、オンラインチャット形式で複数名がやり取りを行う設問が加わります。
- 読解問題で3つの関連する文書を読んで理解する設問が加わります。
- 読解問題の設問数(1つの文書、複数の文書)が増えます。
- 文書中で書き手が暗示している意図を問う設問が加わります。
<これまでと同じ点>
- 問題はリスニングセクション(約45 分間・100 問)と、リーディングセクション(75 分間・100 問)からなり、2 時間で200 問に答えます。途中、休憩はありません。
- リスニングセクションは会話やナレーションを聞いて設問に答えます。リーディングセクションは印刷された問題を読んで設問に答えます。
- リスニング5 点~495 点、リーディング5 点~495 点、トータル10 点~990 点のスコアで5 点刻みで表示します。
- テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
- マークシート方式の一斉客観テストです。
- リスニングセクションの発音は、米国・英国・カナダ・オーストラリアの4ヶ国が引き続き使われています。