TOEICとTOEFLの違いについて、少し書いてみようと思います。
どちらの試験も、開発、運営、試験結果の評価は、アメリカ合衆国の非営利団体であるEducational Testing Service(教育試験サービス、ETS)が行っています。
TOEIC (トーイック):
- Test of English for International Communication (国際コミュニケーション英語能力テスト) の略で英語を母語としない者を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験である。
- TOEICテストは、合否ではなく10点から990点までのスコアで評価されます。
- リスニング(45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストです。
TOEFL (トーフル):
- Test of English as a Foreign Language (外国語としての英語のテスト)の略で英語圏(おもに北米)の高等教育機関が入学希望者の外国語としての英語力を判定する際に用いる。
- Reading、Listening、Speaking、Writingのそれぞれのセクションごとに0点から30点までのスコアで評価され、総合で0点から120点までのスコアで評価されます。
- インターネットを介して英語で実施されます。テストは 4 つのセクション (Listening、Reading、Speaking、Writing) で構成され、テスト全体の所要時間はおよそ 4 時間 30 分です。
TOEFLは、英語圏の高等教育機関における英語コミュニケーション能力(講義の受講、学術書の講読、ディスカッションへの参加等)を問うており、入学者選抜のための基準として用いられている。これに対し、TOEICはビジネス英会話および日常会話を主眼にしている。